台湾の政治を見る(2025年7月26日リコール不成立)
台湾 最大野党の議員24人対象に リコールの賛否問う住民投票へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250621/k10014840561000.html
台湾総統選から1年半、7月26日(土)24人の議員を対象にリコールの賛否を問う住民投票が行われる。
現在の台湾は、与党(民進党)が半数以下、総統は民進党という、いわゆるねじれ国会になっている。(国民党52席 民進党51席 民衆党8席 無所属2席 計113議席)
この1年半で、様々な議案が提出され審議されたが、野党(国民党+民衆党)の協力による法案ブロックや審議引き延ばしが頻発しているそうだ。
7月26日に予定されている一連の議員リコールの主たる理由は、有権者や市民団体が、中国への癒着や国会運営の不当な強化を批判し、国民党(KMT)主導の立法・予算削減・憲法解釈制限などに抗議する動きから始まったそうだ。
市民団体を中心に署名運動が展開され、KMT選出の選挙区議員35名に対してリコール請求がなされました。そのうち31名が審査通過し、7月26日には約24名の定数リコール投票が実施される。
署名は60日間で100万人超を達成し、国内外(日本やアメリカ、カナダ、ヨーロッパ)の参加も呼びかけられた。
2025年4月5日に、原宿でも行われており、夫の署名に立ち会った。
台湾のリコールの流れ
① 第1段階:提案(提議)
その選挙区の有権者の 1%以上の署名 を集めて、**中央選挙委員会(中選會)**に提案。
提出された後、選挙委員会が形式審査を行い、問題がなければ「第2段階(連署)」へ進む。
② 第2段階:連署(連署人を募る)
提案が受理された後、30日以内に当該選挙区の有権者の10%以上 の署名を集めて提出。
署名は身分証番号や住所なども記載しなければならず、本人確認がされる。
③ 第3段階:投票(罷免投票)
中選會が署名数を審査し、条件を満たせば正式なリコール投票が設定される。
有権者は期日(例:2025年7月26日など)に投票所に行き、賛否を表明する。
リコール成立の条件(投票の結果)
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 投票率 | 全有権者の25%以上の投票参加が必要(棄権が多いと無効) |
| 成立要件 | 「罷免に賛成」票が反対票より多く、かつ有権者総数の25%以上であること |
さらに、8月23日にも7名の議員のリコール投票が予定されていうそうだ。
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以上、AIを使いまとめた概要である。
リコール成立の条件が、結構大変な印象を持った。
台湾の選挙は、期日前投票や、海外からの投票など一切無く、台湾国内の決められた選挙区で、決められた日に投票する必要がある。
2024年の投票率が、71.86% (日本の直近の参院選は、58.5%)
2025年7月27日
リコールは、不成立となった。
両陣営の結果に対する発言はこちら。
頼清徳総統、リコール投票結果を「尊重し受け入れるべき」 与野党団結に期待/台湾 - フォーカス台湾
リコール不成立 朱国民党主席「台湾人民の大勝利だ」/台湾 - フォーカス台湾
台湾のリコール「失敗」 原因は国民党の強い地盤や現金配布政策など=専門家 - フォーカス台湾
リコール不成立に向けて国民党が行ったこと
①お金のバラマキ
国民一人に対して1万元(日本円で5万円ほど)の給付金を付与する議決が可決された。
2300万人の人民に対して、どこから予算を出すかということだが、債務残高がGDP比の約25%なので、国債を刷ればよいらしい。(日本は約250%)
台湾は5権(行政、立法、司法、考試、監察)
1万元給付が立法院で可決されたとしても:
✅ 1. 行政院が予算執行を拒否・留保する可能性あり
行政院は、「法律の施行または予算執行が不当」と判断した場合、覆議(再審議)要求を立法院に提出できます。
立法院が再度3分の2以上で可決すれば強行されますが、実務面(配布手続き・実施計画)は行政院が担うため、事実上遅延や骨抜きの可能性があります。
✅ 2. 「憲法違反」として司法院に提訴される可能性
行政院または関係機関が「予算法の内容が憲法に反する(財政の濫用・公平性の欠如など)」と主張し、司法院大法官(憲法裁判所)に違憲審査を請求することが可能です。
実際、過去にも大法官解釈(違憲判決)により法案の施行が停止された例があります。
おそらく、施行されないのではないかという見方もあるが、一般市民にとって、目の前の現金給付の可能性にすがりつきたくなるのもわかる。
②民進党議員のリコール運動 文書偽造
国民党関係者が、文書を偽造したことにより、起訴された。
一つも、国民党側はリコール運動で第一段階も通らなかった。
客観的?に記事だけ見ると、国民党ってどうなの?と思ってしまうけど、それでも支持は集まる。
高齢者の支持者が多いからともいわれているので、年とともに支持率は下がる可能性もある。
今後どうなっていくのだろうか。
動画参照
【米中関係で読み解けない「台湾内部のロジック」】与党リコール“全敗”は台湾の親中化を意味するのか?/「中台統一支持」は伸びてない/中国の工作はロシア流/「選挙の神様」小笠原欣幸に聞く台湾政治のリアル
隙間
いま読むべき漫画『隙間』の作者、高妍インタビュー。「どうしても漫画にしたかった」台湾と沖縄のこと | CINRA
最近読んだこの漫画がすごく良かったのでここで共有しておく。
2025年8月15日よりプライムビデオにて公開!!
台湾ドラマ!
楽しみ
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